姫路市にて、S様邸がいよいよ上棟式を迎えました。
S様が暮らしの舞台に選ばれたのは、BinOスキップフロアシリーズ「EarthPark」。
空にひらかれたような開放感のあるスカイバルコニーと、
都市の中でも自然を感じて暮らせる屋上ガーデンが魅力の住まいです。

最大の特徴は、“宙を感じる”スキップフロア構造。
各フロアがゆるやかにつながる立体的な空間設計によって、家全体にのびやかな開放感が広がります。
今回のS様邸では、「猫と快適に暮らす家」をテーマに、随所に工夫が凝らされています。
たとえば…
・リビングにはキャットステップを設置予定
・部屋を自由に行き来できるよう、猫ドアも設ける計画です
ご夫婦おふたり+愛猫との暮らしに寄り添う、心地よい住まいが少しずつかたちになっていきます。
暮らしを支える土台づくり
梅雨の晴れ間に恵まれ、S様邸の基礎工事がスタートしました。
地盤の掘削・砕石の転圧を経て、防湿シートを敷き、均しコンクリートを打設。
その後、鉄筋(配筋)を図面通りに組み上げていきます。

図面通りに鉄筋を組み上げた後は、第三者機関による配筋検査も実施し、適正な施工が確認されました。
検査完了後、ベースと立ち上がりのコンクリート打設を行い、一定期間の養生へ。
目には見えにくい部分ですが、基礎は住まいの安全性と耐久性を支える、最も重要な工程のひとつ。
配筋検査を含む各工程を丁寧に積み重ね、確かな品質で仕上げていきました。

基礎工事が完了すると、次は「土台敷き」へ。
土台敷きとは、基礎の上に木材の土台を据え付け、構造の最下部をつくる工程です。
この上に柱や梁が組み上がっていくため、建物全体の精度を左右する大切な作業となります。
現場では、一本一本の材料を確かめながら、丁寧に組み上げが進められていきました。
いよいよ上棟式――空の下で刻む、記念の一日
青空と雲が混ざり合う爽やかな空の下、待ちに待った上棟の日。
まずは現場にて朝礼を実施し、職人・スタッフ全員で安全確認と作業内容を共有。
いよいよ、建物をかたちづくる作業がスタートします。

上棟のメインイベント、一本目の柱打ち(ピン打ち)では、
S様ご自身に槌を握っていただき、力強く最初の一打を打ち込んでいただきました。
この瞬間は、やはり何度見ても感動的。
思いを込めた一打に、現場の空気がぐっと引き締まります。

その後、いよいよ構造の組み上げへ。
梁や柱などの構造材がレッカーで吊り上げられ、熟練の職人たちの手で次々に組み上げられていきます。
現場に響く槌音と、立ちのぼる木の香り。
図面で見ていた住まいが、目の前で立体的に立ち上がっていく様子は、何度見ても圧巻です。
作業が進むにつれ、BinOならではのスキップフロア構造も徐々に姿を現し、
立体的な空間の広がりや、家の特徴が少しずつ見えるようになってきました。
かたちになる、想いの住まい
上棟式の締めくくりには、建物の四隅にお清めを行う四方払いを。
「ここが自分たちの“帰る場所”になるんだな」
そんな想いを胸に、ひとつひとつの工程を見届けてくださったS様。
スタッフ一同も、そんなお二人のまっすぐな想いに、自然と背筋が伸びる思いでした。

スキップフロア、スカイバルコニー、そして猫と暮らす工夫――
細やかなこだわりが詰まったS様邸は、いよいよ次の工程へと進んでいきます。
ここからは、屋根工事・外壁工事、そして内装へと作業が本格化。
ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、
図面の中にあった住まいが、少しずつ「現実のくらし」へと姿を変えていきます。
今後も、安全第一で、確実に、心を込めて――
S様ご家族の大切な住まいを、スタッフ一同責任をもってカタチにしてまいります。