• YouTube
  • Instagram
  • Pinterest
  • LINE@
  • Facebook

2023.7.11.火

【家が欲しい!】長期優良住宅について考える

みなさんこんにちは♪

 

セミが鳴いてます。夏がもうすぐそこ!!

 

今日は【長期優良住宅】について書いていきます。

まずみなさん、長期優良住宅って聞いたことありますか?

モデルハウスにご来場いただいたお客様にご質問すると、肌感で7割くらいのお客様が知らない!と答えられます♪

BinOのおうちは長期優良住宅に対応しておりますので、ぜひ知っていただきたいと思います。

最後に大切なことも書いてありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

【長期優良住宅】ってなんのための制度?

まず管轄するのは国。

国土交通省が管轄しています。

「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的としています。

簡単に説明すると”長い期間、安全で快適に住み続けられる国のお墨付きの家”です。

詳しくはどういった基準をクリアしているのでしょうか。

それは下記の①~⑦の国の定めた基準をクリアしているかどうかです。チェックしましょう。

 

①省エネルギー性

断熱等性能等級

   

 

断熱の性能はどのくらいかという指標です。

1~7段階ありそのうち4以上の性能が確保されている必要があります。

断熱等性能等級4は壁や天井はもちろん、窓や玄関ドアにも断熱が必要です。
結露の防止対策も施されていないといけません。

 

②耐震性

耐震等級2以上、耐震等級1も可(条件有)

「耐震等級」とは、文字の通り地震が起きたときに耐えうる力を等級で表したもので、耐震性能のひとつの目安となる指標になります。

建築基準法では数百年に1度程度の地震(震度6強~7程度)に対しても倒壊や崩壊しない、数十年に一度発生する地震(震度5程度)で損傷しない程度の強さが決められています。

長期優良住宅は阪神淡路大震災の1.5倍の力に耐えられることが求められます。

台風でいうと、風速36m/s(トラックが横転するほどの風)にも耐えられると証明された建物です。

 

③劣化対策

劣化対策等級3

何世代と家を引き継ぐ。

年数を重ね、何家族ものオーナーが住む。

建てた方が住んでいる間だけ使用できるのではなく、長期間にわたり安心せて暮らしていける構造躯体への対策のことです。

 

④維持管理・更新の容易性

維持管理対策等級3

給排水管や給湯管、ガス管などの維持管理をしやすくするための対策を評価するものです。

困ったときや、メンテナンスのときに維持管理は点検・補修・更新を容易に行うための対策の手厚さを示します。

 

⑤住居面積

良好な居住水準を確保するために必要な規模があることとされています。
戸建ては75平米以上、1つの階は40平米以上(階段部分を除く)としています。

 

⑥維持保全計画

建てる前から将来を見据えて定期的なメンテナンスを計画します。

定期点検や築年数に合ったメンテナンス内容の計画が必要になります。

 

⑦居住環境

住まう地域に馴染み、景観に配慮された建物であること。

住まう街の景観を壊すことなく調和した外観やお庭であること。

 

 

以上が長期優良住宅取得のために必要な項目になります。

 

では、取得したらどうなるの?

メリットデメリットはどんなものがあるのでしょう。

 

メリット

①長期に渡り安心・快適な暮らしが送れる

長期優良住宅のそもそもの目的です。住む人を想っての制度。

また長く住むことが前提で作られているため、資産価値も落ちにくい嬉しい面も。

 

②所得税の減税措置を受けられる

住宅ローン減税・・

控除対象限度額 一般的な住宅3,000万円 ⇒ 長期優良住宅5,000万円に引き上げ

最大で13年の間、住宅ローン残高の0.7%が控除されます。

 

③その他の税も優遇される

登録免許税の税率の引き下げ

固定資産税の減税適用期間の延長・・3年⇒5年

不動産取得税・・控除額の増額 1,200万円⇒1,300万円

 

④地震保険料が割引される

耐震等級に応じた割引が受けられます

耐震等級2・・30%割引

耐震等級3・・50%割引

 

⑤補助金が受けられる

こちらは必ずではないですが、長期優良住宅を取得したタイミングで住宅補助金が実施されている場合対象になることが多いです。

現在(2023.7)時点で実施されているこどもエコすまい補助事業も長期優良住宅の対象住宅に対し100万円の補助が受けられます。(他にも条件があります)

 

 

デメリット

・そもそも取得にはお金がかかる

おうち1件の長期優良住宅の認定を受けるのには、複雑なおうちの耐力の計算や構造の計算。

行政への提出や改善など、取得には相応な手間がかかります。

だいたい25万円から30万円程度の申請費用がかかります

 

・着工に時間がかかる

長期優良住宅の取得は申請からおおよそ1か月程度かかります。

認定書がもらえないと、着工ができませんのでゆとりを持ったスケジュールを組みましょう。

 

・建築コストがおおよそ0.5%上がることがある

先述した基準を満たすために、材料や構造などコストがかかります。

BinOのおうちは標準で基準を満たすおうちになっているのでここは安心してください(^^)

 

・定期点検が必須

基準にもある維持保全計画に基づき、引渡し後も定期点検が欠かせません。

忘れがちになりますが・・維持管理されていないと指導が入りますので注意。

BinOのおうちは定期点検を計画し、お伺いしておりますので安心できます。

 

 

 

【長期優良住宅】について書いていきました。

この制度、取得は義務ではありません。

取得にはメーカー側も相応の時間や手間がかかりますので、取得をしていないメーカーさんもあります。

ですが取得をしない、裏を返せば耐震等級1にも満たないおうちが建ってしまう可能性もあります。

自分のおうちがどの程度の地震に耐えられるかもワカラナイ。という状況が起こりえます。

 

お金はかかりますが、大切な制度だと考えますのでBinOの標準のおうちは対応しています。

長期優良住宅を取得できないプランのアレンジやご要望だと、お応えできないこともございます。

ですが、お客様のよっぽどな理由がない限り取得を前提としてお話いたしますので

本当に必要か、自分たちには不要か納得いくまで担当者とお話ししてくださいね(^^)

 

おうち作りの基礎知識として、もっと詳しく聞いてみたい!というご要望で来場していただいても大丈夫!お気軽にご質問ください♪♪

 

≪相談できる中塚組のプロ≫

中塚篤志

安原康司

岡田愛奈