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家は多くの方にとって一生に一度の買い物であり、もっとも金額が大きい買い物。
それだけに、絶対失敗したくないものです。
資金計画がしっかりしていないと、家が建てられなかったり、
建てられてもローンの返済に苦しむことになってしまったり・・・。
なかにはローンが返せずに、せっかく建てた家を手放してしまうというケースも。
家づくりで後悔しないための資金計画のポイントをお伝えします。
【展示場に行く前にお金のことを考えよう】
家づくりをはじめる前に何をしますか?
多くの方は「まず展示場に足を運んでみる」「とりあえずハウスメーカーや工務店に話を聞きに行く」という行動をされるかと思います。もちろん、それも大事なことなのですが、
最初にしていただきたいのは「お金について考える」ということです。
ほとんどの方が、自分がその家を買えるかどうかがわからないまま展示場に足を運ばれます。
モデルハウスを見学して、「いくら銀行で借りられますか?」
と尋ねられて初めて家づくりにいくら使えるのかを気づく方が多いです。
【家づくりのお金の考え方】
まずは「貯金がいくらあるのか?(パートナーの貯金も含めて)」「その中でいくら使えるのか?」
「銀行からいくら借りられるのか?」を考えてみましょう。
重要なのは「家づくりに使えるお金がいくらあるか?」ということ。
それを把握するためには以下の計算式に当てはめて計算してみてください。
例えば貯金が300万円あって、親御さんから頭金の援助として200万円もらえたとすると、
自己資金が500万円ということになります。銀行から3300万円借りられるとすると、
家に使えるお金は合計で3,800万円ということになります。
【親御さんから支援を受けられるかどうかも確認しよう】
家づくりをされる際には必ず親御さんにも話をしておきましょう。実際に弊社でも親御さんから援助を受けながら家を建てたという方は少なくありません。また、親御さんが土地をお持ちの可能性もあります。
また、親御さんは家づくりの先輩でもあります。資金面だけでなく土地探しや間取りの考え方など家づくりの参考になるアドバイスを貰えるかもしれません。ぜひ親御さんともしっかりと話し合いをしておきましょう。
【ローンの事前審査を受けてみよう】
「いくら借りられるか?」を知るためには銀行で住宅ローンの仮審査を受けてみる必要があります。「3,300万円を借りるとすると、35年ローンで月々9万円くらい返済すれば良い」という見通しを立てることはできますが、実際に銀行がそのお金を貸してくれるかどうかは別問題です。
事前審査を受けて、希望する金額が借りられるという判断がなされれば、そのまま資金計画を立てることができます。
審査に通らなかった場合は、低めの金額でもう一度事前審査を受ける必要があり
同時に家づくりの予算も考え直す必要が出てきます。
【変動金利か?固定金利か?】
事前審査が通り、資金計画もバッチリ立てて、家づくりの話も進んできたとなったら、いよいよ住宅ローンの申込みを行い、家づくりが本格的にスタートします。
そこで考えていただきたいのが、月々の返済です。仮に30歳で35年ローンを組んだ場合は65歳まで返済を続けていかなければいけないので、無理がない返済計画を立てる必要があります。
特に重要なのが「金利」。住宅ローンの金利には「固定金利」と「変動金利」という2種類があります。固定金利というのは契約を結んだ時点での利率が完済まで適用されるというもの。変動金利とは返済時にそのときどきの利率が適用されるというものです。
固定金利は利率が変わらないので、金利が上がったとしても返済額は変わりません。変動金利は金利が低くなったら返済額も安く、金利が上昇したら返済額も高くなります。
人によってどちらを選択したほうが良いかは異なりますが、概ね月々の返済がきついと思われる方や借入の総額を増やしたくないという方には固定金利をおすすめします。変動金利はたしかに金利が安くなれば返済額も少なくなるというメリットがありますが、逆に金利が上昇すれば返済額も増えるというリスクを伴います。今は返済額が9万円でも、将来は金利が上がって12万円になっている可能性もあるのです。
変動金利か固定金利。どちらが良かったのかは返し終わったときにはじめてわかります。
金融機関の担当者の言葉を鵜呑みにするのではなく、ご自身でしっかり考えた上で選択しましょう。
固定金利
・金利が上昇しても返済額は一定
・家計の管理がしやすい
変動金利と比べて金利上昇が
無いと支払いすぎるリスクがある
変動金利
固定金利に比べて金利上昇が
無ければ返済額を抑えることができる
金利上昇があれば、返済額が増える
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