みなさんこんにちは!
このブログを読まれている方は、少なからず”家”に興味がある方だと思います。
やはりみなさんが気になること・聞きにくいことNO.1は”お金”についてではないでしょうか。
チラシにこう書かれているのを見たことはありませんか?
”本体価格2,980万円!”
”毎月支払い7万円!”
など、魅力的な金額がちらほら。
(とはいえ、こういった表記もだんだん減ってきたかな・・?)
今日はこのあたりのお金の仕組みと、実際なににお金がいるん!?というところを解説していこうと思います。
かくいう私も、マイホームを約5年ほど前に購入しました。
なん十棟と皆様の住まいのお手伝いをしてきていても、実際どこにどれだけお金がいるか、月々の支払額の調整は最後の最後まで何度も何度もシミュレーションしました。
そのとき思いました。一生に1回しかないのにみんなめちゃめちゃ不安だろうな。。と。
なので今日はこの話題をお届けします。
・・・前置きが長くなりましたが、まず実際に土地の購入と新築住宅を購入する際に必要なお金を見ていきましょう。
【条件】土地1,200万円、建物2,800万円(長期優良住宅BinO)、頭金なしのフルローン
==========
①土地 ¥12,000,000-
②建物 ¥28,000,000-
≪諸費用≫
③土地仲介手数料 ¥ 462,000-
④登記費用 ¥ 300,000-(概算)
⑤印紙代 ¥ 50,000-(予算取り)
⑥住宅ローン
保証料 ¥ 900,000-(概算)
⑦住宅ローン
手数料 ¥ 100,000-(概算)
⑧火災・地震保険料¥ 400,000-(10年一括加入、概算)
==========
合計 ¥42,212,000-
中には不要なこともあるお金も含まれますが、必要と身構えておいた方がいいお金はざっと上記のお金になります。
大体把握したところで冒頭でもお話しした
”本体価格2,980万円!”
”毎月支払い7万円!”
上記について解説していきます。
≪本体価格2,980万円!≫
まず本体価格2,980万円は上記で紹介した費用の②建物の金額のことが多いです。
建売住宅の場合だと、①土地と②建物の金額のことを指すこともあります。
本体価格の金額だけをイメージすると、実際必要な資金計画とのギャップが出てきますので
本体価格と書かれている場合は、新築住宅の場合は土地の費用と+200万円~300万円、
建売住宅の場合は+100万円~200万円必要だな、と心構えをして問い合わせしましょう。
≪毎月支払い7万円!≫
まず毎月支払い7万円は例えばどんな条件でいくらの借り入れが考えられるでしょうか?
〈条件〉
変動金利 0.675%
借入期間 35年
ボーナス支払い 無し
¥26,500,000- の借り入れ
⇒月々支払額 ¥70,859‐
となります。上記で挙げた必要なお金の合計¥42,212,000-とかなりのギャップがありますね。
これをボーナスを入れて借入期間を40年まで伸ばすとどうでしょうか。
〈条件〉
変動金利 0.675%
借入期間 40年
ボーナス払い 年2回、各¥150,000=40年で¥12,000,000‐
¥42,200,000‐ の借り入れ
⇒月々支払い ¥71,809‐
となります。
先述した総額¥42,212,000-に合わせましたのであくまでひとつの例となります。
もちろん総額が¥26,500,000‐で購入可能な物件の参考表記のこともありますので一概には言えませんが
お伝えしたいことは、住宅ローンの組み方は多種多様で見えている数字だけを低く設定しようと思えばできてしまうということ。
そして太陽光の売電収入の差し引きや、予定していない額の頭金ありきの金額が書かれていればなおさら
それがすべてのご家族の許容範囲内に納まっているとは限らない、と頭のすみに置いておいてください。
ボーナス年間¥150,000‐✖2回、それを40年続けるって相当大変です。
あまり現実的ではありませんね。
(70歳で年に2回ローンだけで¥240,000‐払う未来を想像してみてください((+_+))
昨今のウッドショックやその他の資材高騰、人件費の高騰によりローコスト住宅の実現が難しい時代です。
購入されるお客様の資金的な感覚もアップデートしていきましょう。
新築住宅は高いから買えないってこと!?と思われるお客様もたくさんいらっしゃるかと思います。
新築住宅の価格感覚がアップデートされていないと高い!うちには無理!とギャップに驚き、直感的にそう感じてしまいますね。
ですが、住まう方法は新築住宅に対しては補助金を上手に使う・新築住宅に限らず中古マンションの購入や中古戸建の購入、リノベーションなど様々です。
月の支払いは抑えられるに越したことはないですが、それ以上に理想の暮らしを実現するにはどうしたらいいかを考えてみてください。
無理な支払いを現実逃避して受け入れて、ってことじゃないですよ(^^)
まずは冷静に自分たちの希望を整理し実現するためには新築住宅がいいのか?それとも建売住宅?リノベーション?どうだろう。
金額はどこまでなら許容できるかな?とご家族の状況をしっかり見極めましょう♪
そうするとおのずと自分たちのマストな住まいの選択が導き出せると思います♪
=====
※記事の中でご紹介した住宅ローンの条件や内訳・住宅取得にかかる内訳などは推奨するものではなく、あくまで説明をわかりやすくするために記載しているものです。
=====
なにを基準に考えたらいいの?
どんなお金の借り方があるの?
など、ワカラナイことがたくさん出てきたときはひとまず中塚組へ。
いろいろなご家庭と向き合ってきたからこそ、アドバイスができると思います。
餅は餅屋というように、住まいも住まいのプロへ相談して下さい♪♪
≪中塚組の相談できるプロ≫